非常時の目標設定(2)

標高3,776mの富士山に登りたい(登ったことのある方でもう一度登りたい)方ってどれくらいいますか?

研修で手を挙げてもらうと、大体ですが半々になります。

登りたいという方は、登った後の爽快感や頂上から見える絶景、昇る朝日の素晴らしさを語ります。

昇りたくないという方は、登るときの辛さや疲れ、めんどくささを語ります。

でも、登りたいという方にも「登るときの辛さや疲れ、めんどくささ」はあるはずです。

にもかかわらずなぜ登りたいのか、登るのか?

それは、「登るときの辛さや疲れ、めんどくささ」を凌駕する「登った後の爽快感や頂上から見える絶景、昇る朝日の素晴らしさ」があるから苦労してでも登りたいし、登るんでしょうね。

要するに、3,776mという「定量的な目標」だけを示されると、「登りたくない」という気持ちが強くなります。

そこで、リーダーは「定性的な目標」を示してモチベーションアップを図る必要があります。

非常時の今だからこそ余計に、輝く未来を描いてメンバーを引っ張て行ってください。

ところで、目標には、「結果目標」「重点目標」「行動目標」があることは前回記載しましました。

この「結果目標」がビジョンです。

「重点目標」が戦略です。

「行動目標」がいわゆる「目標」になります。

なので、同じ「目標」と言ってもニュアンスが違います。

リーダーとメンバーでこの認識が合ってないと話が噛み合いません。

ちなみに、私は「あしたのチーム社」の認定コンサルなので、あしたのチーム社の「目標設定」と照らし合わせて解説します。

すると、「結果目標」は「MBO」に相当します。

「重点目標」が「コンピテンシー」です。

「行動目標」が「自己設定目標」に相当します。

しかし、「結果目標」の「MBO」は「定量目標」です。

ここで疑問が湧くはずです。

前回は、「結果目標」として例示したものは「定性目標」だったからです。

なので、リーダーは「MBO」以外に「定性目標」を示す必要があるわけです。

この「定性目標」が先ほど述べた通り、モチベーションの源泉となります。

「定性目標」は評価の対象にはしずらいので、どの評価制度でも記載する箇所が無いことが多いです。

記載する箇所が無いから決めないで良いわけではありません。

必要なものは是非決めてください。

そして、経営幹部やメンバーに夢と希望を与えてください。

それがリーダーの仕事です。

非常時の目標設定(1)

非常時の目標設定時は、刻々と結果目標が変化します。

いわば、平常時なら1年掛けることを1ヶ月で行うようなものです。

例えば、火災が起きたときの最初の結果目標は、「火災を鎮火する」ですね。

では、火災が鎮火したら?

「火災後の片付けを行う」ですね。

その次は?

「再起のための活動を行う」ですね。

このように、時系列で、「結果目標」が変化します。

その「結果目標」を達成するために、もっとも力を入れる「重点目標」があり、その「重点目標」を実現するために、日々行う「行動目標」があります。

例を挙げると次のようになります。

1.火災が起きた場合
結果目標:火災を鎮火する
重点目標:短時間で対応する
行動目標:消火器で消化する(消防署に連絡する)

2.滑空中の飛行機事故の場合
結果目標:着陸空港を決める
重点目標:管制塔とコミュニケーションを密にする
行動目標:高度管理をして安定飛行する(乗客を安心させる)

3.現在の飲食店の場合
結果目標:事業を守る(潰さない)
重点目標:資金の手当てをする
行動目標:金融機関と交渉する

飲食店の場合は、資金調達ができたら、各目標は次のように変化します。

結果目標:事業を継続する
重点目標:顧客を探す(作る)
行動目標:簡単調理パックを販売する(デリバリーを行う・テイクアウトを行う)

ただし、「重点目標」は各店別に異なります。

なぜなら、内部資源の強みや弱み、外部環境の機会と脅威が異なるからです。

いずれにしても、非常事態だからこそ、明日、明後日の結果目標を明確にして、その実現のために、どこに力を入れて、日々どんな行動をとるのかを決めておく必要があります。

さもないと、もぐらたたき状態になり、疲弊してしまいます。

人間は、目的や目標に向かって動く動物です。

まずは、目先の「結果目標」をたて、その目標に向かってどこに力を入れるのかという「重点目標」を決め、その目標実現のために日々行う「行動目標」を決めてください。

そして、月並みですが「PDCAのサイクル」を回していただくことで、疲弊感を少しでも少なくして、前向きなやる気を引き出していただきたいと思います。

そのうえで、リーダーの場合は、今の「結果目標」だけでなく、次の「結果目標」も考えておいて、前の「結果目標」が達成する前に、次の「結果目標」を示してください。

なぜなら、非常事態だからこそ、一度気が抜けると、再度モチベーションアップするのは難しくなるからです。

サラリーマン大家さんの行方

 

2008年のリーマンショック後辺りからサラリーマン大家さんが増えてきましたね。

 

その頃から始めた方は、一戸二戸からスタートしても一棟買いに移ったり、売却して利益確定した方もいらっしゃると思います。

 

そして、借入金も少なくなった方の中には高利回りで運用できている方もいますね。

 

でも残念ながら出足が少し遅かった方はかなり御苦労されているんじゃないでしょうか?

 

借入金が返済できるほどの家賃が入ってこないため、思ったより利回りが取れなかったり・・・、そして、給料から借入金を返済せざるをえなかったり・・・。

 

空き部屋になっても家賃を補償してくれると言ってたものの2年で打ち切りになったり、家賃を下げないと借り手がつかなかったり・・・。

 

ところが、うまくいっている方は次の投資先を探してますね。

 

国外に資金が流れている場合もあります。

 

でも、日本の企業を買っている方もいます。

 

スモールM&Aでオーナーになるんですね。

 

お客さまも従業員もいる会社であれば、利回りは不動産投資をはるかに超えます。

 

ただ、自分がオーナーになって事業運営は任せるので飲食業が多いです。

 

もしくは、ホテル業ですね。

 

要するに、自分が経営の前面に出なくても良い商売に人気があります。

 

それでも、自分の興味がある分野では積極的に営業やマーケティングを行って、事業を拡大させる方がいます。

 

そんな方は、その事業をまた売ってさらに大きな事業を買い取ります。

 

しかし、不動産投資であまりうまくいってない方はそこまでできないかもしれません。

 

それでも、新たな投資先を探すならスモールM&Aがお勧めです。

 

さもないと、2020年の東京オリンピックが終わったらどうなるでしょうか?

 

不動産価格が下がることは必至ですね。

 

担保価値が下がったら、不動産投資を借入金で賄っている方は、担保割れを起こします。

 

すると、追加担保が必要になるか、担保オーバー分の借入金は返済を迫られます。

 

投資物件を売って借入金を返そうと思っても、その頃は思った価格で売れません。

 

今以上に人口は減少し、余剰不動産が数多く出てくるからです。

 

すると、物件価格は下がります。

 

その行く末は、自己破産です。

 

その前に、リスケして事業再生という方法がありますが、家賃収入を増やす方法が無ければ事業再生もできません。

 

また、給与所得者の場合には給与の差し押さえが行われたら、会社に知れ渡ってしまいます。

 

なので、給与の差し押さえは何が何でも防がないといけません。

 

すると、早めの対処が必要になります。

 

不動産投資が上手くいいている方も今一つな方も今後の戦略を今から考えておく必要がありますね。

 

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26.交渉で大成果を生み出す九つのポイントとは?(4部)

さて、前回の3部に引き続き、

残りの2つについて解説いたします。

 

8.信頼関係を築こう

 

これも「当たり前じゃないか。」と思う人も多いと思います。

 

でも本当に信頼関係を築こうとしているでしょうか。

 

特に、商談の場では発注者側の態度に顕著に現れます。

 

相手に対する、

いわゆる業者扱いとか、取り込もうとするとか、

系列化に置こうとする、などです。

 

日本では、従来から系列や長期的関係を重視してきました。

 

だから、信頼関係が大切されてきたと言われています。

 

しかし、その心の奥には「支配と服従」がなかったでしょうか?

 

この行動原理のまま、海外に出て行って

失敗した例に暇がありません。

 

つまり、本当の信頼関係を築こうとは

してこなかったということです。

 

交渉が終わった後、勝ち負けからくる

征服感と屈辱感の気持ちが残るのはそのためでしょう。

 

そこで、お互いの交渉プロセスの奥にある人間性の

相互理解を行うことが求められます。

 

だからこそ、タフな交渉の後に

友情が芽生えることもあるのです。

 

9.性格ではなく役割で考えよう

 

交渉を苦手とする人は、その苦手な理由を

性格に求めることがよくあります。

 

確かにタフな交渉はストレスにもなります。

 

ゆえに、そのストレスに対処する

忍耐力や感情のコントロールを学ぶことは重要です。

 

しかし、性格は急には変わりません。

 

ですから、交渉する役割を担ったに過ぎない

と考えてみてはいかがでしょうか?

 

無理だよ!

と、思ったア・ナ・タ。

 

私たちは、知らず知らずに役割に応じた行動をとっています。

 

会社では、厳しい上司でも、

家庭では優しい父であり母であるように。

もちろん逆もありますね。

 

ゆえに、交渉も自分の役割と思って

取り組んでみてください。

 

その役割を上手に演じるための

知識や技術もあることですし。

 

是非、学習していってください。

 

さて、以上で「交渉で大成果を生み出す九つのポイント」を終了します。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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25.交渉で大成果を生み出す九つのポイントとは?(3部)

さて、前回から「交渉での成果を最大限にするための取り組み」

についてお話しています。

 

全部で9つあるうちの5つまで終わっていますので、

残りの4つについて解説していくことにします。

 

それでは一つひとつ見ていきましょう。

 

6.トレードオフ(交換条件)を追求しよう

 

トレードオフとは、一方を追求すると他方が犠牲になることです。

 

交渉で言えば、あなたの重要条件と

相手の重要度の低い条件と交換することです。

 

また逆に、相手の重要条件と

あなたの重要度の低い条件と交換することでも成立します。

 

まあ、これでは低い条件を飲まされた方が

不満感を感じるでしょうね。

 

そこで、まずは条件の優先度を付けることです。

 

自分も相手もです。

 

相手の優先度は質問で聞き出すか、

複数の条件を組み合わせやオファーで

確認していくとよいでしょう。

 

ちなみに、お互いの条件の優先度が

異なりやすい場合が3つあります。

 

一つは、期待の違いです。

 

例えば、自動車の売買交渉です。

 

故障の発生度については、

お互いの認識が異なるでしょう。

 

ゆえに、

「こういう場合にはこうする。」

という項目を付けて合意するとよいでしょう。

 

二つ目は、リスク選好の違いです。

 

M&Aなどのときに、

リスク回避型、リスク中立型、リスク追求型、

などの態度がとられます。

 

この場合にも、先ほどと同様に

リスク配分と利益配分の条件を入れて、

合意をすることが考えられます。

 

三つ目は、時間選好の違いです。

 

よくあるのは納期ですね。

 

相手がこだわる場合には、

納期以外の条件であなたの優先度の高い条件を

引き換えにするとよいでしょう。

 

7.解決策の解決を探そう

 

要するに、合意をした後に、

合意で得られる利益や価値はそのままにしたままで、

他にお互いに追求できる可能性が

ないかを探そうということです。

 

例えば、金銭、時間、労力が

お互いにさらにカットできないかなどです。

 

元々の合意内容が変わらない前提であれば、

比較的話しやすく、お互いにメリットがある手段です。

 

ところで、あと2つあるんですが、

それはこの次に改めて記載しますね。

 

 

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24.交渉で大成果を生み出す九つのポイントとは?(2部)

さて、上記の1部に引き続き、

残りの6つについて解説いたします。

 

4.質問しよう

 

当たり前じゃないかと思う人も多いと思います。

 

しかし、そんな人ほど自分の交渉場面を録音してみてください。

 

結構、一方的に説明調でしゃべってますよ。

 

ちなみに、自分の交渉の録音は盗聴ではないです。

 

当事者録音と言って罰則の対象にはなりません。

 

ただ、証拠能力と道義的感情については?が残ります。

 

ゆえに、自分のためだけに使うのであれば何の問題もありません。

 

メモを取るのと同様です。

 

質問するときに重要となるのは、

知りたくないことを質問することです。

 

その知りたくないことが聞くべきことで重要です。

 

また、聞けないときはある程度自分の情報を

出してみるのもよいでしょう。

 

返報性の法則と言って、貸しを作りたくないので

ある程度はしゃべってくれたりします。

 

5.同時に複数のオアファーを出そう

 

交渉の条件を組み合わせることがある程度できるのに

単独の条件のみで交渉することあります。

 

例えば、金額と納期と品質です。

 

相手に金額を「まけてください。」と言われたら、

その金額についてのみ交渉をしていませんか?

 

そこで、我々としてはこの金額だと

この納期でこの品質になります。

 

と、最初に言っておいたらどうでしょうか?

 

「金額を安くしてくれ。」と言われたら、

「納期か品質、もしくはその両方が当初の条件より下回ります。」

という交渉ができます。

 

要するに、金額と納期、品質の組み合わせで

いくつかの案を作っておくことです。

 

しかも、いずれの案も総合的には

同じレベルにしておくことが重要です。

 

さらに、この交渉で相手が大切にしている

重要条件も見えてくるメリットがあります。

 

さて、あと残りが4つあります。

 

今回も長くなってきましたので

次回に解説をさせていただきます。

 

 

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23.交渉で大成果を生み出す九つのポイントとは?(1部)

さて、今回は交渉での成果を最大限にするための取り組み

について解説していくことにしましょう。

 

全部で9つあります。

 

それでは一つひとつ見ていきましょう。

 

1.技から科学へ-知識が助ける

 

交渉力もそうですが、これを鍛える最大の方法は

現場で繰り返すことです。

 

失敗と成功を繰り返して身につけたノウハウに

かなうものはありません。

 

しかし、これでは時間と費用が半端なくかかってしまいます。

 

ゆえに、これまで述べてきた交渉に関する知識と技術を

使っていくことが求められます。

 

例えて言えば、個人と集団のバイアスです。

 

自分が陥ってないかどうかを確認して

改善行動に結び付けていくなどです。

 

2.まず気づくこと

 

上記の1.で述べたように個人と集団のバイアスに

影響されていないかを自分自身で自己診断するなどです。

 

相手の診断もしてみてください。

 

しかし、重要なのはここからです。

 

相手の診断はできても自分の診断は

ななかなか正確にはできません。

 

例えできたとしても、悪い側面を認めることが難しいですね。

 

認めたくないだけで、ホントは分かってたりします。

 

ゆえに、言い訳をせずに正しいと思う行動をとってみることです。

 

慣れていないので失敗しますが、

それこそその失敗を言い訳にしないで、

やり続けるしかありません。

 

3.BATNA(代替案)を決めよう

※BATNA:Best Alternative to Negotiated Agreement

 

BATNA(代替案)とは、自分と相手の交差する交渉範囲で合意できない

ときの選択肢の中でも最良のもののことでしたね。

 

例えば、自分が80以下で合意したい。

 

相手は50以上で合意したいという場合です。

 

50から80までの間で合意すれば

お互いの納得度は高まります。

 

しかし、50未満であれば相手が、

80を超えると自分が納得できません。

 

そのときに、交渉決裂しても良いように考えておく代替案が

BATNA(代替案)でした。

 

自分のBATNA(代替案)を決めておくことも大切ですが、

相手のBATNA(代替案)も推測してみてください。

 

すると、どこまで譲り、どこまで要求するのか

という程度が見えてきます。

 

また、今後もお付き合いする価値があるのか

ということもBATNA(代替案)から判断ができるでしょう。

 

ところで、あと6つあるんですが、

それはこの次に改めて記載しますね。

 

 

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22.交渉の落とし穴。集団バイアス七つのポイントとは?(4部)

さて、前回の3部に引き続き、

残りの1つについて解説いたします。

 

7.便乗(ただ乗り)意識とコミットメント

 

人数が多いときと少ないとき、

どちらのときが全力を出しますか?

 

人数が多いと誰かが意見を言ってくれるだろう、

 

誰かがやってくれるだろうと、

どうしても手を抜きがちになりますね。

 

しかも、意見の調整や相手の出方を見極める度合いなども、

人数が多いときの方が手間がかかります。

 

結局、本来力を発揮すべき言動に力を注ぐことも

できなくなってしまいます。

 

つまり、コミットメント(取り組み意欲)に

差が出てくるわけです。

 

ゆえに、人数を少数にして交渉を行うか、

各人のコミットメントを常に把握しておく必要が出てきます。

 

さて、集団バイアスは以上になります。

 

次は、交渉での成果を最大限にするための取り組みについて

解説していくことにしましょう。

 

 

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