34.主役に求められる能力が変化していることを認識せよ!

これから必要とされる人材の役割が変化するとともに、求められる能力も変化してきます。

まず、どんな役割と能力が求められるのかを明確にしておく必要があります。
(1) ビジョンが水先案内人の北極星!

すると、企業の中にいる人に求められる機能は「先を読み、知恵を出し、自分の波を自分で創り上げる」というものになります。

故に、「開拓者精神」を持った「勇猛果敢な人材」が優遇されることになるわけです。

もちろん、だからといって「ただ野蛮な人材」では困ります。

当然、水先案内人としての資質が要求されることは言うまでもありません。

そしてまた、それぞれが勝手な方向へ進んでも困ります。

しかし、多くの水先案内人がそれぞれ多少のジグザグはあっても、全体としてある一つの方向へ向かっている姿を想像してみて下さい。

これは企業にとって大きな力となることは間違いないでしょう。

このとき、水先案内人を導くものが、企業にとっての「ビジョン」となるわけです。

つまり、「ビジョン」だけが水先案内人を拘束する唯一のものということです。

しかし、企業には水先案内人だけが必要なわけではありません。
(2) 今こそ求められる「戦略型プロフェッショナル人材」!

これまでと同様に、決められた枠の中で確実に仕事をこなしてくれる人も必要です。 それでは、どうすれば多くの水先案内人を育てることができるのでしょうか。

そのためには、これまでの教育システムを180度変えなくてはなりません。

すなわち、これまでは「決められた枠の中で確実に仕事をこなせる人」を育成してきました。

しかし、これからは「自ら仕事の枠を創り出す人」を育成しなければならないわけです。

この「自ら仕事の枠を創り出す人」のことを「戦略型プロフェッショナル人材(略称:SPP)」と呼ぶことにします。