会社や大きな部門レベルではビジョンや戦略を考えますが、現場に近くなると戦術レベルしか考えさせない企業も数多くあります。
これでは、自律的な組織とは言えません。
各部門がどんなに小さくても動力を持てば大きな力になることは間違いがないでしょう。
(1) 会社から部門へ戦略連鎖を図れ!
そのうえで、これらを受けて各部門が独自の「部門の目的・使命」「ビジョン」「戦略(方針)」を決めて行きます。
このときの手段としては、これまでのプロセスと同様の手順を踏めば良いということです。
そしてこのときに、「SWOT分析」や「当面の業績責任」を加味していくわけです。
すると、戦略連鎖をはかりながらも、ビジョンという自らが創り上げたい姿に向かって、足下を固めながらも革新が可能になるということです。
さらに、分割されたコンポーネントの中身をブレイクダウンしていくことで、仕組みも明らかになってきます。
(2) 周知を結集してビジョン及び戦略に想いを込めよ!
そして何よりも重要なのは、これらのプロセスを踏んでいく過程で、システム設計者(経営者や部門長等)の想いが入ってくることです。
つまり、自らが創り上げたビジョンに向かって、自らの戦略で、自らの仕組みで動いていくことができるわけです。
まさに「人が動かすシステムとしての経営」が実現することになります。
さて、次回からはこれまでお話した内容を整理して、実務で使えるような形で資料を提供させていただくことにいたします。
<別表1>
1. 「ご受講生に、日常業務を離れて、しかも短期間で、現場で応用できる基本的な考え方とやり方を修得させる」
2.「ビジネスマンとして、それぞれの役割にふさわしい考え方とやり方を強化する」
3.「それぞれの役割にふさわしい成果を出させる」
4.「新しい考え方とやり方を修得させる」
5.「ビジネスマンとして、成長させ続ける」
6.「市場の変化に対応できる人材を育成する」
7.「先の見えない市場で勝ち残っていける人材を育成する」
8.「どんな市場においても活路を見出していける人材を育成する」
9.「企業の利益に貢献する人材を育成する」
10.「自発的に成長し続ける人材を創る」
11.「さらに多くの成果を出し続けさせる」
12.「企業とそこに働く人々のお役立ちの質と量を高め続ける」
13.「新しい市場を開拓できる企業体質を創る」
14.「そこで働く人々の成長を通して企業の現在と将来の利益を上げ続ける」
15.「そこで働く人々の成長を通して企業を永続的に発展させ続ける」
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*.「人材育成を通して、人々を幸せにする」
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*.「世の中のすべての人々を幸せにする」
以上が、機能を広げていく一例です。
尚、16番以後は省略させていただきました。
<別表2>
1.先の見えない市場で勝ち残っていけない人材
2.市場を創る力が無く、決断力と実行力に欠ける人
3.自主的に「何をすれば良いのか」を決めて行動することのできない人
4.言われたことに対する実行能力の高い人
5. 企業に在籍しているすべての人