5.突発的事故が起きても慌てず騒がず落ち着いて対処せよ!

さて、何ごともなく交渉が続いていけばよいのですが、

思わぬことが起きるのも交渉場面ではままあります。

では、どのように対処すればよいのでしょうか?

まず、その大きな原因ですが、

それは準備不足につきます。

キーマンだと思っていたらキーマンではなかった。

逆に、一担当者だと思っていたら、キーマンだった。

交渉時間が1時間だと思っていたら、

キーマンが同席するのは最初の15分だけだった。

単なる打合せだけだと思って行ったら、

キーマンとの交渉の場だった。

よくあるのが、

これまで、担当者と打ち合わせをしていたので、

キーマンにも事情は伝わっていると思っていたら、

全く、話が通っていなかった。

というものです。

いずれも確認や準備不足が原因です。

ただ、どんなに準備をしていっても突発事故が

起きることがあります。

どうすればよいでしょうか?

ますは、慌てず騒がず落ち着いて考えましょう。

慌ててしゃべりだす人がいますが、論外です。

逆に、何も語らず黙りましょう。

「どうしましたか?」

と聞かれたら、

「少し考えを整理させていただけますか?」

と言って、

現在の状況を確認してみるとよいでしょう。

「ご決定権は○○様にあるということなんですね?」

「お時間は15分しかないということなんですね?」

「お話はお聞きになっていないということなんですね?」

確認したら、

「では、この後は(本日は)どのように

させていただきましょうか?」

と聞いて、相手の要望を引き出します。

そして、相手の要望に合わせて対処すれば

主導権を奪われずに済みます。

なぜなら、相手の依頼事項にあなたが応えている

ことになるからです。

要するに、相手が「お願い」してきたことになる

ということです。

突発的事故も乗り越えて、

いよいよ交渉も大詰めを迎えました。

さて、どのように終止符を打てばよいでしょうか?

ここで失敗したら元も子もありません。

【無料】「士業が月額顧問料を1万円上げるための7つのポイント」ステップメールのご案内(小版)