4.こう着状態から抜け出すときでも主導権は手放すな!

では、なかなか攻めどころがお互いに見つからず、

長丁場の交渉になってしまうこともありますね。

 

そんなときは、どうすればよいでしょうか?

う~ん、一度お開きにするしかないですね。

 

1.帰る。

2.休憩する。

 

どちらかでしょうね。

 

ただ、いずれにしても主導権をとることは忘れないでくださいね。

つまり、自分から「帰りましょう。」とか「休憩しましょう。」とは、

言わない方がよいでしょう。

 

もし、「いや、お開きにする必要はりません。」と言われたら、

「分かりました」というのはあなたです。

 

この段階で、勝ち負けがあったとしたら「あなたの負け」

ということになってしまいます。

 

そこで、決断は相手にゆだねます。

 

つまり、

「今のままでは埒(らち)があきませんが、いかがしましょうか?

別に時間をとるか、それとも休憩にしましょうか?」

と聞いてみてください。

 

すると、相手が

 

「続けましょう。」

というにしても、

 

「別に時間をとりましょう。」

というにしても

 

また、

 

「休憩をはさみましょう。」

というにしても、

 

主導権は移りません。

 

なぜなら、特にあなたの意見を否定されたわけではないからです。

 

ですから、

「私は、続けたい(別に日程をとりたい、休憩したい)と思いますが。」

という前置きはしないでくださいね。

 

この意見と違うことを相手に言われたときに、

主導権は移ってしまいます。

 

ということは、相手が

「私は、続けたい(別に日程をとりたい、休憩したい)と思いますが。」

と、言ってきたら?

 

一度は、相手とは違うことを言ってください。

 

たとえば、相手が「別に日程をとりたい」と言ってきたら、

「いや、私はその必要は感じていません。このまま、続けましょう。」

と反対の意見を言ってください。

 

そのうえで、相手の様子を見ながら、

「どうしても。とおっしゃるなら仕方がないですね。

それでは、別に日程をとりましょう。」

と、切り返していくと

 

相手は

「助かった」

と思います。

 

この時点で、主導権はあなたの手に握られることになります。

 

ただ、このまま何ごともなく交渉が続いていけばよいのですが、

思わぬことが起きるのも交渉場面ではままあります。

 

では、どのように対処すればよいのでしょうか?

 

 

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