さて、前回の3部に引き続き、
残りの1つについて解説いたします。
7.便乗(ただ乗り)意識とコミットメント
人数が多いときと少ないとき、
どちらのときが全力を出しますか?
人数が多いと誰かが意見を言ってくれるだろう、
誰かがやってくれるだろうと、
どうしても手を抜きがちになりますね。
しかも、意見の調整や相手の出方を見極める度合いなども、
人数が多いときの方が手間がかかります。
結局、本来力を発揮すべき言動に力を注ぐことも
できなくなってしまいます。
つまり、コミットメント(取り組み意欲)に
差が出てくるわけです。
ゆえに、人数を少数にして交渉を行うか、
各人のコミットメントを常に把握しておく必要が出てきます。
さて、集団バイアスは以上になります。
次は、交渉での成果を最大限にするための取り組みについて
解説していくことにしましょう。