では、「交渉」って何でしょうか?
改めて、「交渉」について理解を深めていくことにしましょう。
と言っても、改めて「交渉」って何でしょうか?
と聞かれると答えに窮することもあります。
別の言葉に置き換えると「談判」とか「折衝」ですね。
「談判」というのは、「炎のように論じて果実を二つに分ける」
というような意味があるそうです。
また、「折衝」には、「相手の攻撃を折る」というような
意味があるそうです。
つまり、この二つの言葉も参考に考えると
「交渉」というのは、「議論を重ねながらお互いが成果を分け合う」
という意味になるかと思われます。
次に、「交渉」と言えるためにはどんな要素が必要なんでしょうか?
それは・・・
1.複数の人
2.利害の対立
3.主張
4.合意への期待
5.相互依存関係
6.気合い
・・・だそうです。
1.の「複数の人」は当たり前ですよね。
一人では交渉の必要性はないからです。
2.の「利害の対立」も同様ですね。
同じ意見であれば、交渉の余地はないからです。
3.の「主張」ですが・・・
ようは、言ってみないと始まらないということです。
黙っていれば、何の軋轢も生じませんから、
これまた交渉の余地はないですね。
4.の「合意への期待」ですが・・・
最初から、決裂を望んでいるのなら、
これまた交渉の余地はないですね。
5.の「相互依存関係」ですが・・・
言い換えれば、お互いの利益を追求するということです。
交渉なので、「相手の弱いところを突いて勝ち負けを決める」
と考えがちですが、これでは最後はどうなるでしょうか?
行きつく先は戦争です。
交渉が決裂しても戦争になることはあります。
しかし、交渉そのものは平和主義でなければなりません。
6.の「気合い」ですが・・・
最初から気合い負けをしていたのでは交渉になりません。
ですから、冗談のようですが、「気合い」は必要です。
落ち着いて「交渉」の場に臨みましょう。
さらに、「交渉」における対立の乗り越え方には
どんなものがあるのでしょうか?
それは・・・