28.指示命令と委任を使い分けて、知って掴んで部下を動かせ!

それでは、

期中で進捗不具合になったときの解決策について、

メンバーに浸透させるには

どのようにすればよいのでしょうか?

一つは指示命令を使います。

特に、

緊急事態などは、

上司が先頭になって部下を引っ張らないと

とんでもないことになってしまいます。

言ってみれば、

乗っている船が浸水してきて、

放っておくと沈んでしまうかもしれない状態

になったと思ってください。

こんなときは、

御託を並べている暇はありません。

役割分担とやるべきことを指示して、

その通りに動かすしかないんです。

しかし、

割と余裕があるような場合だと、

部下に任せてみるのも一法です。

特に、

部下に役割分担をさせたり、

やるべきことを決めさせたり、

部下間で競争させてみたり、

するのもよいでしょう。

要するに、

状況に応じて、

指示命令と部下に任せるということを

取り混ぜながら浸透させていくことになります。

また、

人を動かすときの要諦として、

是非、覚えておくとよい言葉があります。

それは、

「○って、○んで、○かす。」

です。

さて、

○の中には何が入るでしょうか?

漢字一文字です。

最初が・・・

「知って」

次が・・・

「掴んで」

最後が・・・

「脅かす」

ではなく、

「動かす」

ですね。

完全な指示命令は「動かす」だけですが、

そこまでの必要が無いときは、

相手の心を「知って」

相手の心を「掴んで」

相手の心を「動かす」

ということを心がけましょう。

要するに、

部下の言い分を聞いて、

聞いた内容に絡めながら

部下には損がなく、得があることを訴えて

是非、実行してもらいたい旨を伝える。

という手順を踏むということです。

この過程を踏むことで、納得ずくで

部下に行動を起こさせましょう。

それでは、次回は

「ルール違反を犯す部下」に

どのように対処すればよいのか

という解説に入っていきます。

ちなみに、

ルール違反とは文字通りの規則もありますが

ホウレンソウが遅いなどというものも含まれます。

では、また次回。

 

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