22.「目標」の三種類を明確に区分せよ!

では、

部下に目標を設定させるには

どうすればよいんでしょうか?

よく「目標を設定しましょう」

とは言うものの・・・

本当に、

正しい目標設定の仕方を知っている人って

どのくらいいるんでしょうね?

実は、

私も分かりませんでした。

でも、

その分からない原因が分かると・・・

簡単でした。

分からない原因が、・・・

「目標」という言葉が何を指しているのかが分からない

・・・ことにあることが分かったからです。

たとえば、

野球の世界で「3割バッターになる」

ことを目指したとします。

これが、目標です。

では、

「腰の筋力を鍛えて、腰の回転速度を上げる」

というのは、どうでしょうか?

これも、目標です。

さらに、

「毎日10kmの走り込みを行う」

というのは、どうでしょうか?

実は、これも目標です。

この三種類の目標の違いは

お分かりになるでしょうか?

すべて目標ですが、

意味合いが違います。

この区別をつけていないと、

上司と部下の間で話がこじれます。

標語的に言うと・・・

「3割バッターになる」ことが

「結果目標」です。

「腰の筋力を鍛えて、腰の回転速度を上げる」ことが

「重点目標」です。

「毎日10kmの走り込みを行う」ことが

「行動目標」です。

・・・このようになります。

そして、

この三つはそれぞれ関連性があることにも

気づかれることでしょう。

つまり、

「結果目標」を実現するために

「重点目標」があり、

「重点目標」を実現するために

「行動目標」がある

という関係にあります。

さらに、言い方を変えると、・・・

「結果目標」が「ビジョン」であり、

「重点目標」が「戦略」であり、

「行動目標」がいわゆる「目標」という

・・・言い方になります。

ゆえに、

「目標」と言ったときに、

「結果目標」のことを思い浮かべる人もいれば、

「重点目標」のことを思い浮かべる人もいれば、

「行動目標」のことを思い浮かべる人もいる、

ということになり、混乱を極めるのです。

ここまでの区分ができていれば、

もう簡単ですね。

でも、

たまにいるんですよね。

「年間12億円の売り上げ目標を達成するための目標は?」

と聞くと・・・

「はい、毎月1億円の売り上げを上げることです。」

・・・という人が。

う~ん、

違うんだよな~。

では、

何がどう違うんでしょうか?

(もう、お分かりですよね?)

では、また次回。

 

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