16.「強制」「迎合」「妥協」ではない両立の道を探れ!

では、

自部門のビジョン・戦略・目標の周知ができたとして、

メンバー個々人との目標の意思統一は

どうすればよいのでしょうか?

メンバー個々人にとの目標の意思統一のことを

「目標統合」と言います。

たとえば、・・・

あなたが上司で、

部下に今期は100の仕事を行って欲しい

と思ったとしましょう。

もちろん、

これは会社全体から見て

やりきらなければならない仕事です。

ところが、

部下は・・・

80までしかできない、

と言ってきたとします。

さて、

上司であるあなたはどんな働きかけ方を

部下にするでしょうか?

1.「四の五の言わずに100やれ」と言う。

2.仕方ないので、「80でよいよ」と言う。

3.100と80の間をとって、 「じゃあ、90で」と言う。

さて、

いかがでしょうか?

いずれも、

問題のある働きかけ方ですね。

1.は、「強制」です。

部下の意見を全く無視しています。

部下の自主性は発揮されず、

しかもうまくいかなかったときは

すべて上司であるあなたの責任である

と言い逃れさせてしまいかねません。

2.は「迎合」です。

部下の要求をすべて飲んでしまっています。

これでは、

部門の業績が達成しないばかりか

会社の業績もおかしくなってしまいます。

しかも、

上司としてのあなたが

そこにいる意味がありません。

3.は「妥協」です。

一見、

両立が図れているように見えて、

実は対立状態のままです。

部下は80しかできないと言ってるのに

90に上げられたので、

10の不満が残ります。

また、

上司も100を要求したのに

90に下げられたので、

10の不満が残ります。

このように、

お互いに不満が残る処理と言えます。

では、

最も妥当は方法はどんな方法なんでしょうか?

では、また次回。

 

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