M&Aは知っているけれど、「スモールM&Aって何だろう?」と思われた方も多いと思います。
簡単に言えば年商10億円以下、もっと言えば3億円以下の企業を対象にしたM&Aのことを言います。
ただ、M&Aというと「乗っ取り」とか「ハゲタカファンド」とかのイメージが先行して、あまり良いイメージをお持ちの方は少ないかも知れません。
しかし、スモールM&Aはそんな悪いイメージとはかけ離れたものです。
今、日本が抱えているのは中小企業の後継者不足です。
後継者不在の中小企業が約70%にのぼり、毎年約3万社が廃業せざるを得ない状況に追い込まれています。
要するに、事業を続けたいにもかかわらず、継いでくれる後継者がいないんです。
しかも、そんな中小企業の社長の平均年齢は現在60歳です。
最も人数が多いのは66歳です。
健康寿命が70歳なので、あと10年で日本の中小企業の多くが無くなってしまいます。
それに対して、毎年起業する方は20万人いらっしゃいます。
しかし、その中で5年後も残っている会社は約30%です。
それだけ、起業は難しいと言えます。
なぜなら、ゼロから立ち上げるからです。
商品やサービスもゼロから開発し、顧客もゼロから開拓です。
社員を採用しようにも、この人手不足の時代になかなか良い人が来てくれません。
採用コストばかりがかさみます。
そんなときに、商品やサービスも既に有り、顧客もついているし、社員もいる会社が売りに出されたら・・・。
手ごろな価格なら買いたいと思わないでしょうか?
会社を不動産に置き換えるのは不謹慎かもしれませんが、賃貸用マンションや一戸建てを購入するときに、借り手がついている方がリスクは少ないのと同じです。
例えば、飲食店を開業したいと思ったとします。
貸店舗を探して、改装を行い、ゼロから集客します。
どれだけの時間とコストがかかるでしょうか?
しかし、今も経営している飲食店のオーナーが変わるだけなら、店舗も従業員も顧客もついてきます。
大幅に時間とコストが削減できることは火を見るより明らかでしょう。
これは、やりたい商売が飲食店以外でも同じです。
そして、その購入資金が500万円~2,000万円だとしたら、いかがでしょうか?
公的融資を使えば無担保無保証で3分の2は貸してくれます。
尚、自己資金が10%あれば残りの資金を貸してくれるというのは本当とは言い難いです。
すると、自己資金は170万円~700万円あれば良いことになります。
まあ、運転資金を考えれば500万円~1,000万円の自己資金は最低でも有った方が良いでしょうね。
中には、自己資金を用意してなくてすべて借入でまかないたいと考えている方もいらっしゃいますが、自分が貸主だとしたらそんな方に貸しますでしょうか?
常識で考えてみてください。
しかし、会社員のあなたなら、そして起業しようと準備していたあなたなら、自己資金は用意できますよね。
できれば、退職金には手を付けないで、それとは別に自己資金が有った方が良いです。
なので、お勧めするのは30代からスタートして、10年間で1,000万円を貯蓄することです。
そして、会社を買ったら、その会社の売上や利益を上げて企業価値を高めてください。
ここは、会社員経験者ならお得意のところですね。
会社員というのは、0(ゼロ)から1(イチ)を創り上げることはあまりやりません。
それよりも、1(イチ)を2~3にしたり、さらに5~10に増やしたりするのは得意です。
だから、まっさらな起業よりもスモールM&Aをお勧めするわけです。
そして、企業価値を高めたら、再度売ってください。
そして、その売ったお金でまた別の会社を買えば良いんです。
すると、当初はやりたいことができる会社を買ったわけはなくても、いずれやりたいことができる会社を買うことができるようになります。
なので、まずは得意なこと(強み)が活かせる会社を買うことをお勧めします。
では、どうやって売ってくれる会社を見つけるのか?
それは、私のネットワークを使ってください。
私は、日本で有数のスモールM&Aを実施しているグループに所属しています。
とは言っても、100%の保障をするわけではありません。
売買金額や事業を行っている場所、その会社の事業内容、売り主との相性、社員がいれば社員との関係性など、考慮しなければならないことは多々あります。
ゆえに、じっくり構えることも大切です。
逆に言えば、早めの準備が功を奏するとも言えます。
是非、私が開催するセミナーにお越しください。
そこで、情報提供しますので、リスクの少ない起業のきっかけを掴んでいただきたいと思います。
お会いできる日を楽しみにしています。