1.「交渉」とは、奪うことではなく与えることと見つけたり!

「交渉」ってなんでしょうか?

相手を自分の思う通りに動かすこと・・・でしょうか?

 

そんなことができたら言うことないですよね。

でも、もしそれが可能だとしたら、

なぜ、相手はあなたの思う通りに動いてくれるんでしょうか?

 

どうでしょうか?

考えられるのは二つですね。

 

一つはあなたに騙されているとき。

でも、騙されているのが分かったら・・・

もう二度とあなたの思う通りに動いてくれることはありません。

 

それどころか、「いつか寝首を掻いてやろう」と虎視眈々と狙っている

非常に強力な敵になることも当然考えられます。

 

ですから、一時的には有効でも長期的には効果が無いばかりか

マイナス効果をもたらしかねません。

 

では、もう一つは?

そうです。

 

あなたの思う通りに動くことが、

相手にとってもメリットになっているときですね。

 

このときは、メリットが続く限り

あなたの思う通りに動いてくれるでしょう。

 

しかし、だからと言って「相手をバカにするような態度」を

とったりしたら、たとえ相手にメリットがある状態でも

二度とあなたに協力をすることは無いでしょうね。

 

これらは、あなたが騙されていると分かったときや

バカにされていると気づいたときにとる態度と

全く同じです。

 

「いや、そんなことはない。

自分はそんなときでも相手の思う通りに動き続ける。」

という方はいらっしゃるでしょうか?

 

よほどの恩義を感じていればいらっしゃるでしょうね。

でも、そんな恩義を感じている人に対しては

交渉など無用です。

 

交渉などしなくても、自ら動いてくれることでしょう。

また、相手に信頼を置いていればある程度は交渉無用で

自ら動いてくれますよね。

 

私も、

「スキルアップ社長塾という名前で活動したいので

協力してもらえないだろうか?」

と、何人かの知り合いに声をかけてみました。

 

すると、詳しいことは何も聞かず

名前を貸してくれたり、発起人になってくれたり、

依頼を受けてくれたりした方が何人もいます。

 

まあ、あまり相手に負担になるようなことをお願いはしていませんが、

それでも赤の他人には協力はしないでしょう。

 

ありがたいことです。

でも、やはりそんなに親しくしていない方には

断られたりもしました。

 

こんなときに「交渉」が必要になってくるんでしょうね。

ただ、もうお分かりの通り、「交渉」を成功させるには、

相手にとってのメリットがないとダメです。

 

さもないと、どんなにテクニックを弄しても

成功するはずがありません。

 

ゆえに、相手を理解すること。

もっと言えば、人間を理解することが

「交渉」のスタートと言えるでしょう。

 

では、人間理解のためにも最低限押さえておくべきことは

何でしょうか?

 

 

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