28.問題解決の使いどころを間違えるな!

では、

問題解決のフレームワーク

に沿って整理するときの

二点目の注意点は何でしょうか?

そして、

問題解決のフレームワークの他に

整理する方法は?

二点目は、

問題解決のフレームワーク

そのものにあります。

問題解決のアプローチを見てみると・・・

「あるべき姿」というのは、

現在からみるといつの話になるでしょうか?

現在よりも先の「将来」のこと

と考えがちですよね?

でも、

よく考えてみてください。

「原因分析」って

いつのできごとを取り上げるんでしょうか?

すでに起こったできごとを

取り上げますよね。

つまり、

過去のできごとです。

すると、

「あるべき姿」というのは、

過去に立てた現時点の

「あるべき姿」ということになります。

分かりにくいですね。

あなたは、

一年前にパソコンを100台売る

という目標を立てました。

これが、

そのときの「あるべき姿」です。

あなたは、

一年間取り組んだ結果、

80台売ることができました。

残念ながら、

20台の未達に終わった

としましょう。

そこで、

問題解決を行います。

一年前に立てた目標である

「あるべき姿」が100台、

それに対して、

「現状」が80台、

差分である「問題」が20台です。

そして、

20台がなぜ売れなかったのか

「原因分析」を行います。

この「原因分析」は、

現在から一年前に遡って

行われるわけです。

もちろん、

80台がなぜ売れたのか

の分析も大切ですね。

もうお分かりですよね?

問題解決というのは、

過去に立てた目標の未達原因を

過去から現在まで行ってきた言動

に求めて分析する手法

だということです。

すると、

お客さまの将来の「あるべき姿」に向けて

何に取り組めばよいのか

という解答は見つからない、

ことになります。

もちろん、

過去分析の結果を元にして

同じ過ちは繰り返さないとか

成功法則は参考にする、

ということはできます。

しかし、

あくまでも過去の話であることに

変わりはありません。

たとえば、

一年後にパソコンを100台売れている

ようにするためにはどうすればよいのか?

という問いに答えるときです。

このときに、

「この一年間は20台未達だったのでそれを活かす」

としても、

その解答は、

あくまでも過去の正解に過ぎません。

ゆえに、

現在から将来に向かって

何に取り組めばよいのか

ということについては、

別のアプローチが必要になります。

では、

問題解決のフレームワークの他に

整理する方法は?

続きは、また次回に。

 

 

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